こころびらきのストーリー

こころびらきが誕生したのは…

 
2021年1月11日。当時、私は傾聴スクールに
通っていて、「場」のデザインの仕方や
動かし方を学んでいました。
その中で、実際に自分で望む場を創るという
課題があり、私は「皆が本当の自分から
話せる場」を創ることにしました。
それは、一方向から何かを教えるティーチング
的なワークショップではなく、集った人たちが
遠慮なくオープンに自由に話せる、双方向に
おしゃべりをする場です。
これが、こころびらきの原点となりました。
(この日はちょうど鏡びらきの日でもありました)

おうちごとのユニークな日課、あると思います

振り返ってみると、我が家にとってはおしゃべりの時間がとても大事な生活の一部でした。学校から帰ってからのおやつの時間、夕食後ちょっと勉強したりお風呂に入った後のお茶の時間、私が一人暮らしだったときの19時半からの電話。。いつもどこかにおしゃべりが存在していました。
 
母があるとき、「帰ってきて顔見たとたん、学校でどういうことがあったかすぐ分かった。でもどんなにつらかったり不機嫌なことがあっても「お茶入ったよ~」って声かけると、みんなそろったんだよね」と言ってました。長い時間話すこともあれば、お茶飲んだらそそくさと部屋に戻ることもあったりと、子供(私と弟)は勝手に振舞ってばかりでしたが、母はずっとそんな「場」を創ってくれました。
 
またいつかシェアしますが、母だけではなく祖母や叔母もユニークなおしゃべりの時間を持っていました。どうやら遺伝のようです(笑)。そんな遺伝や家庭環境のおかげで、私もみんなで集まる場を企画するのが好きです。それも気楽に本音で話ができる空間を創ることがたまらなく喜びに感じるのです。

本音の会話が、自分を生きる喜び・希望に

課題の話に戻りますが、私が好きだと思うおしゃべりの場に時間を割いてまで人は集まりたいと思うのかを考えると不安にもなりました。おしゃべりという軽い感じ、普通のことに人はお金を払いたいと思うだろうかとも思いました。しかし、とりあえずやってみました。そしたら意外と良かったんです。自分が幸せで参加者も幸せな場になりました。大事なのは自分が自分でいること、自分が心から願っていることを自分なりに表現することが、自分にとっても、世界にとっても幸せなことなのではないかと感じました。
 
本音で話すと自然と自分の心が開き始めます。そうすると相手も心が開き始めて、そこからお互いがつながり、いいエネルギーが生まれ、そのエネルギーがどんどん自分や相手や周囲で活性化していく、こころびらきはそんな場です。自然体で、自由で、リラックスして本音で話せる、おしゃべりの場は今とても大事だと感じています。私は自分のために、そして、必要としている人たちのために、そういう場をどんどん創っていこうと思います。そして一人でも多くの人が自分を生きる喜びや希望を感じるきっかけになればと思っています。